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記事: 「キャッツ♥アイ」40周年記念原画展 スペシャルインタビュー

インタビュー

「キャッツ♥アイ」40周年記念原画展 スペシャルインタビュー

原画展の開催を記念して、北条司先生と、「キャッツアイ」の担当編集者をしていた堀江信彦氏(株式会社コアミックス 代表取締役社長)にそれぞれお話を伺いました。

 インタビューの内容を一部ご紹介します!

ー1981年の連載デビュー作「キャッツ♥アイ」連載開始にいたる経緯

北条司(以下北条):大学4年の間に3本の読み切りを描いて、その内2本が掲載されました。
更に描いてと言われていたのですが、卒業制作や論文などがあり両立が難しかったので、お願いして漫画を待ってもらいました。
それが明けて最初に作った作品が「キャッツアイ」でした。
本誌に掲載され、人気が出たので続編を描く事になり、愛が主人公の話を描いて送ったら、もう一本ネームを描くように言われました。
描いて送ったら、6月くらいに電話がかかってきて、連載が決まったので上京しろと突然言われました(笑)。知らぬ間にそのネームを連載会議に出されていたようです。
雑誌で連載するなんてそう経験できる事じゃない、やれる事はやっておいた方が面白かろうと思い、上京する事にしました。
夏に連載が始まったのですが、ペースもなかなかつかめなくて最初は無我夢中でした。冬前にはなんとかペースが掴めたと思います。

堀江信彦(以下堀江):私は、大学に行っているなら大学を出て、高校に行っているなら高校を出てデビューした方がいいと考えていたので、北条君の卒業は待つつもりでした。
ただ才能的には即戦力だと思っていたので、デビューは出来るだけ早い方がいいだろうと考え、在学中にネームを作って、卒業を待って就職するように連載を始めるというスケジュールを立てましたね。勝手にやったつもりはないですよ()
北条君も最初は描き慣れていないので13枚しかどうしても描けないと言っていて…。単純に計算すると一週間で21枚。ジャンプの連載はストーリー漫画が19枚ですから、ネームをやる時間や休憩の時間がなく、苦しかったと思います。ですが3、4ヶ月経つと15枚描けるようになったと言って、そこから落ち着きました。

 

ーキャッツ♥アイ

北条もともと読み切りのつもりで描いていた作品なので、設定など連載するような感覚で考えてはいませんでした。急に連載が決まったので、どうすればいいんだろうというところから始まりましたね(笑)。
連載として描き始めてから、堀江さんにどういう理由で泥棒やっているんだと言われて、今更そんな事言う?それは連載前に話合う事じゃないのか?と、びっくりしました。(笑)。
泥棒の血筋だ、くらいには考えていたんですが、血沸き肉躍る熱い理由を考えろと言われまして。
そういう話ではないんだけど…と思いつつ、苦し紛れに「父親の絵を探している」ような事を言ってしまいました。とっさの事だったので後悔してもしょうがないんですが、そのままその方向で考える事になり、クラナッフシンジケートなど色々設定を肉付けしていきましたね。

堀江「キャッツアイ」の連載企画に関しては、北条君が友人と盛り上がって話していた案があったので、設定から一緒に作る事はしませんでした。
私は知らない状態だったので質問したんですよ、どうして泥棒をしているんだって。
泥棒のアイデアみたいなのだけで、単発の話を連載で続けると後々苦しくなりますから。少し流れのあるストーリーを持った方が連載をする上で楽になるんじゃないかと思っていたので、泥棒をやる事になったきっかけをストーリーの背骨に入れるといいっていう気持ちがありました。
毎回読切みたいな話を連載で続けるのは難しいんです。

 

ーそしてシティーハンターへ

北条当時はまだ週刊少年ジャンプに愛読者賞という読み切りを描く賞がありました。
何度もお話ししているかも知れませんが「キャッツアイ」の連載中から「シティーハンター」の読み切りを描いていて、それが別冊に載って人気がありました。編集部内で「キャッツアイ」の連載が終わる前から次は「シティーハンター」だろうと言われていました。
獠のベースは「キャッツアイ」の登場キャラクターである神谷(ねずみ)なんですが、連載に向け試行錯誤をしていくうちに別のキャラクターになっていきましたね。

堀江読み切りの時から「シティーハンター」は続けられるぞ…という思いがありました。
北条君も言っていましたが、神谷(ねずみ)を出すと本当に話がよく動くんです。
次に連載する時はこいつが主人公だなって、話していました。
ですので、私の中では「キャッツアイ」が終わって「シティーハンター」を連載するという事は自然なことでした。

 

お二人の貴重なお話の続きが気になる方は、是非原画展や図録でご堪能下さい!

原画展の最新、詳細情報はこちら

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