EDITION88×高田明美 インタビュー 第3弾
まつもと泉先生によるコミック「きまぐれオレンジ☆ロード」連載40周年を記念した展覧会が、2024年4月26日(金)~5月12日(日)に有楽町マルイ、6月15日(土)~6月30日(日)になんばマルイにて開催されます。
「きまぐれオレンジ☆ロード」のキャラクターデザインを担当した高田明美先生に、お話をお伺いさせていただきました。
インタビューの内容を一部ご紹介します!
ー今回の展覧会のキービジュアルの描き下ろし作品についてお話をお伺いします。
今回の作品のテーマをお聞かせください。
高田明美(以下高田):これまでジャケットに描きおろした絵は色々なコスチュームをまとったファッションイラスト的なものが多かったと思うんです。だけど今回はキャラクターの心に踏み込んで、大好きな女の子との思い出のワンシーン、恭介の心に焼き付いた瞬間をイメージして描きました。ファッションイラスト的なものより動きのあるものにしたかったんです。
海の中に入っていくまどかに波が寄せて砕け、自分の方に振り返った刹那の記憶の中のまどか。だからあえて遠景の島や椰子など具体的なものは入れないで、海とまどかだけにしました。
ー参考にした場所などはありますか?
高田:私は海が好きでたくさん行ってるので、具体的な場所ではなく、心の中の海をイメージしました。
砂が明るい色のところの海の色ですよね。日本海でも湘南でもない、沖縄みたいな南の島を感じさせる海。
ー光の感じや時間帯も印象的な感じがします。
高田:午前10時から午後2時ぐらいの、お昼頃の絵はもう山ほど描いたので、そうじゃないものを描きたかったんです。
夕暮れまでいかないけど、ちょっと前くらいですね。いろんな海の画像をネットで検索して、こういう色合いだよねって感じるものを参考にしました。
ーこの作品の一番お気に入りの点はどこでしょうか?
高田:顔はかなり気にいっています。Xのタイムライン上でラフを3点出してアンケートを取りました。ちょっと強気な感じのと、ふわっとした感じと、加えて3番目の物憂げな振り向きポーズを並べてどんな感じが好き?って聞いたら、圧倒的に少し憂いのある表情が人気だったんです。その表情からポーズを作っていきました。
ー私と高田先生は1番だと思ったんですよね。でもうちのスタッフもでしたが、男性は大体3番っていう。
高田:そうなんです、男女差がありましたね(笑)。
インタビューの続きが気になる方は、是非展覧展や設定資料集でご堪能下さい!
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