EDITION88の版画
版画とは印刷技術を用いた美術的表現であり、大きく分けて5つの種類があります。
凸版(木版画)、凹版(銅版画)、平版(リトグラフ)、孔版(シルクスクリーン)、そして、第五の版画がデジタル版画(ジクレ)です。私たちはこの技術を採用しています。
ジクレとはフランス語で「吹き付ける」という意味です。 ジクレ版画では、最初にオリジナル作品をデータ化し分解・解析します。そのデータを活用し、色ごとにミクロの噴霧を行い作品に仕上げます。 現在最も原画に近い再現が可能となる版画制作法といわれ、オリジナル作品のきめ細かい画質を、透明感のある広い色領域で再現しています。

アーティストとの共同作業
アーティストが生み出すアートやデザインを、「版画」の印刷技法を用いて、忠実に再現していくことが私たちの仕事です。そのために私たちは、一つ一つの版画の制作工程ごとにアーティストと話し合いを重ねながら、アーティストが表現したいものを正確に理解し、そしてそれを版画制作に落とし込んでいきます。例えば、版画に使われる紙の質感、インクの微妙な色やラインの表現など、幾度にもわたる修正を重ねながら、表現したいものに近づけていく制作プロセスは、まさにアーティストとの共同作業です。
アーティストの直筆サインもしくは落款入り
アーティストは出来上がった版画を念入りにチェックします。十分に納得できる仕上がりであることを確認した上で、版画一枚一枚にアーティストの直筆サインもしくは落款が入ります。
エディションナンバー
版画は最初に制作する枚数を決めており、それがエディションナンバーになります。それ以上制作しないという証明のために、一枚一枚の版画には番号がふられています。例えば100部限定であれば、分母は100と記載されます。ちなみに分子の数は刷りの順番とは関係なく、すべて同じクオリティーに保たれています。
保証書
すべての版画には、本物であることの証明として、保証書がつきます。
展覧会開催
私たちはアーティストの展覧会を、期間限定で開催しています。アーティストのオリジナルの原画展示のほか、版画作品を並べておりますので、ぜひ現物をその目でご確認下さい。展示会開催の告知はブログやSNS等にて案内してまいります。